2004年12月17日

「サンプルケーキ事件」

先日、近くのショッピングセンターで買い物をしていたら、クリスマスのケーキ予約のために、ガラスケースに見本のケーキがずらっと並んでいました。

マロはずっと前からそれを近くでよく見たい、と言ってて今日ようやくそれがかないました。

「うわー、ケーキおいしそうだねぇ」と言いながらしげしげとケーキを眺めては、ガラスケースにびったりと顔をくっつけています。

 

しばらくはゆっくり見せてやろう、と思って私もほんのちょっとその場から見える別のものを品定めして、視線をマロに戻すと、

 

今まさにマロの手がガラスケースを開け、ケーキにさわろうとしているところでした。

 

「やめなさい!」といい終わらないうちに、マロの手は見本ケーキのクリームに...。

その途端、マロも私も一瞬アッと口を大きくあけ凍りついてしまいました。

なんとその見本ケーキは、樹脂でできたものではなく、本物そっくりにちゃんとクリームで飾られていたのです!!(クリームはクリームでも食べられないものですが)

しばらくの間、硬直状態でまさにサボテン。

次の瞬間とった行動は・・・バシッ!
マロのおでこ近くを叩いてしまいました。
「どうしてそんなことするの!」

もう、気が動転して自分でも“あー叩いちゃった!”と思うんだけど、とにかくどうしよう!という気持ちが大きくて。
急いで、ガラスケースの戸を閉めました。

近くをちょうど店員さんが通ったので、呼び止めて謝りました。マロも促すと「ごめんなさい」と謝ります。

店員さんは「大丈夫ですよ。いいですよ」と言ってくれました。何度も何度も頭を下げて、マロの指の穴がついた見本ケーキの場所を後にしました。

しかし、それにしても私の対応のまずさには、自分であきれるほどです。マロもケーキに指をつっこんだ瞬間から、「あっとてもいけないことしちゃった!」って思っていました。それは見ていてもよくわかりました。

 

そして、それと同時に「どうしよう、ママ」って言葉にはしないけど、全身でうったえていました。
それなのに「バシッ」なんて、どんなにか辛かったことか。

こういう、子供がなにかやらかしてしまった場面で、子供自身が「悪いことした」と思っている時に、それを追い込むようなことは良くないです。

 

ただでさえでも悪いことした!どうしよう!ってショックを受けているのに、親からとどめの一撃をくらっちゃったら、撃沈しちゃいます。まちがいなく。

 

親はこういう時こそ、ドシッとかまえて静かに落ち着いてフォローしなくちゃいかんです。

 

マロに帰りの道すがら、もう大丈夫だから、ママも謝ったし、マロもちゃんと謝れて偉かったね、マロもびっくりしたね、
ママもビックリしてつい叩いちゃった、それは悪かったね。ごめんね。

店員さんいいですよって言ってくれて良かったね。...、と言いました。そして気持ちを落ち着けるためにチョコレートをひとかけ、2人で半分ずつ食べました。

そうするとやっとマロも、口を開きました。
「ケーキね、レストランにあるものみたいに硬いものでできていると思ったの。それで触っちゃったの。そしたらクリームに指が入って、ビックリしたの...」

「次からは勝手に触らないようにしようね」

 

「うん」

そうしてマロは元気を取り戻しました。

私もこんなことくらいで、こんなに取り乱すなんて、よっぽど了見が狭いのかなぁ、と自分でも反省しきり。

それにしても、あの時の店員さん。穏やかに微笑みながら許してくれて、本当にありがとうございました。

 

でも、店員さんもその時まで知らなかった事実。
「あ、ケーキ、ホントにクリームなんだぁ」
のんびりしたその言葉にさらに救われた思いでした。

posted by かめぽこ&ももすけ at 16:23| ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | かめぽこの育児エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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